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私の人生の半分以上は、裁断机、ミシン、布地類に囲まれた中ラジオ
を聞きながら洋裁をする暮らしでした。80年もよくぞ生きてこられたと思
います。13歳で死別した亡き母は戦争で父と海を隔てた別居で、兄と
姉二人と昭和5年生まれの私を抱えてアメリカ(サンフランシスコ)で覚
えたセーラー服の店をやっていました。幼い私は店の裁板の下でおとな
しく遊んで育ちました。父は敵国の収容所に入れられ母の死後(戦後)
船で横浜に帰って来ました。父がいない間は兄夫婦に親代りをしてもら
い、朝鮮戦争の頃は兄一家がサンフランシスコへ行ったので東京の洋
裁学校の寮に入り本格的な勉強をしました。 一人でも自立しなくてはと
切実な思いでした。
結婚して子供が幼稚園に入ると仕事の虫が騒ぎ
だし、団地の婦人会の洋裁教室で教えたり、リフォ
ームのファッションショーやTV、座談会など楽しく過
ごしたりして13年、大阪豊中から戸塚へ越してきま
した。大阪万博の前の事です。まだ洋裁が必要とされる時代だったので東京、鎌倉
の知り合いが増え、あれこれとサークルに入って勉強するようになりました。英会話
で米軍の根岸近くのキャンプでクリスマスを過ごし、コーラス30年、カリグラフィー10年、
ペン字教室10年と熱中していましたところ、友人でパソコンが出来る方が増えてきました。息子が「インター
ネットの時代が来るからお母さんに教えてあげる。」と勧めてくれたのが10年前の事です。主人が「ダメ、
ダメ。」と反対したので携帯を使うことになりました。
予期せぬ膵臓がんに襲われた息子が手術後の療養中に携帯メールを教えてくれ、その入院生活を充実
させるため鬼軍曹のように次々とメールを送ってくるので老母はドキドキ、マゴマゴ。そんな時間を共有して
ついに息子は亡くなってしまいました。涙が止まらず希望を見出せずにいた私に四十九日法要を済ませた頃
主人が「ノートパソコンを買って教室に通ったらいいよ!」と言い、回線を引いたり設定をしたりとわからない
ことだらけでしたが夢中で2010年が過ぎました。手とり足とり先生に助けて頂いて年賀ハガキ60通出しました。
ブラボー!!今年もデジカメを使います。自由に使える日は来るでしょうか。ありがとうございます。
開講からちょうど1年が過ぎた月曜日午前クラスの土屋さんはとても多趣味な方でいつも
楽しいお話を聞かせてくださいます。
昨年は今習っているピアノの発表会にも参加され、洋裁はプロの腕前、原稿をいただいた
直筆も素晴らしいものでした。 息子さんに先立たれた悲しみは容易には癒されないと思い
ますが、パソコンを通して更に土屋さんの世界が広がり、希望の光を見出すお手伝いをさせ
ていただければ嬉しいです。(鶴田)
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パソルーム戸塚教室15周年『イベントマラソン』開催決定!!
運動会の次はマラソン? といっても実際に走って頂くわけではありませんのでご安心を(笑)
15周年を迎える今年は、走り続けるマラソンのように1年中イベントで埋め尽くそう!というイメージです(*^^)v
次から次へとびっくりする?!企画が目白押し! 各イベントについては次号でご紹介いたします。
どうぞご期待下さ~い♪
★注目の第1弾は★
2/17(木) 現地集合10時~17時解散
参加費:3,150円(受講料・保険料含む、交通費・昼食代別途)
詳しくは教室HPでご案内しています! 皆さまのご参加、お待ちしています(*^_^*)
『教えて、あなたのベスト1!』 http://pasoroom-r.jp/ranking/
<今月のお題> 「あなたはどんな時にケーキを買いますか?」
パソルームスタッフのおススメのケーキをブログで紹介中!見てね。
ただ今バレンタインデーにお薦めのケーキ情報募集中!ブログでご紹介します。
best1@pasoroom.jp まで原稿をお送りください。プレゼントは赤いはらまき&靴下です♪
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編集後記 |
どんどん進んでいくデジタル社会。わかりやすく皆さんに伝えていくのがパソルームの役割と思い、
チューター一同、タブレット端末やスマートフォン、facebookなどに取り組んでいます!
発 行 パソルーム戸塚教室&弥生台教室 http://www.pasoroom.jp
戸塚区戸塚町3959 吉田屋ビル1F TEL:045-860-2670 totsuka@pasoroom.jp
泉区弥生台28-1 弥生台SYビル TEL:045-815-1077 yayoidai@pasoroom.jp
平成23年2月1日発行 |
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